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【国際復興開発銀行】据置:AAA/安定的 ニュースリリース | 日本格付研究所 JCR 15i0048J

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15- I- 0048 201 5 年 11 月 5 日

株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。

国際復興開発銀行

(証券コード:−)

【据置】

長期発行体格付 AAA

格付の見通し 安定的

債券格付 AAA

■ 格付事由

(1) 国際復興開発銀行(IBRD)は、貧困の撲滅と繁栄の共有を目指す世界銀行グループ(WBG)の中心的機 関であり、188の加盟国を有する世界最大の国際開発銀行(MDB)である。格付は、加盟国からの支援に よる堅固な資本構造、慎重な財務およびリスク管理政策、「優先債権者としての地位」の享受などを評価 している。格付の見通しは安定的である。当行は目下進展中の増資によるリスク許容度の向上や保守的な 運営により健全な財務状態を維持しつつ、途上国の持続可能な発展を支援していくとみている。

(2) 1945 年に設立された IBRD は、MDB の中で最も長い歴史をもつ。15 年度末(15 年 6 月末)の総資産規模 は3, 432 億米ドル、応募済資本金は 2, 528 億米ドル、このうち払込資本は152 億米ドル。最大の出資国は 米国で、応募済資本金のうち 17.07%を占める。次いで日本(7. 89%)、中国(5.09%)、ドイツ(4.61%)、 フランス(4.13%)、英国(4. 13%)の順に高い出資割合を有しており、上位 6 ヵ国で応募済資本金全体 の 43%を占めている。目下進展中の増資(応募済資本金を 870 億米ドル引き上げ、このうち払込資本は 51 億米ドル)の一環として、加盟国の世界経済におけるウェートを勘案し出資比率が調整された。この 増資と調整に伴い、13年度末時点で中国が米国、日本に次ぐ第 3番目の出資国となった。15年度末の自 己資本は 402 億米ドル、当行が重視する資本貸出比率は14 年度末の 25.7%から 25. 1%へ低下した。同比 率は、貸出の拡大などに伴い近年低下傾向にあるものの、進展中の増資が今後の貸出の伸びを支えるとと もに IBRD の財務基盤の維持に寄与するとみている。なお、当行はローンポートフォリオの質の改善を受 け、14 年度に資本貸出比率の下限を 23%から 20%へと引き下げた。

(3) 当行の貸付は、加盟国政府向けもしくは加盟国政府による保証付きに限定されており、持続的発展および 貧困削減に必要な社会経済基盤を構築するための活動に対する融資(Investment Project F inancing)、社会 構造・組織などの改革を含む政府の政策に対する迅速な融資(Development Policy F inancing)に大別され る。当行は、加盟国の国際金融危機からの回復や持続的な成長に向け支援を拡大している。15 年度の貸 付約定額(保証を含む)は前年度比26%増の235 億米ドル、15 年度末の純貸付残高は総資産の 45. 2%に 相当する 1, 550 億米ドルであった。主要貸付先上位 5 ヵ国(ブラジル、メキシコ、インドネシア、中国、 インド)に対する貸付残高は 15年度末時点で全体の約43%と、カントリーリスクは他の MDBに比べ世 界的に分散されている。なお、この 5ヵ国に対する国別借入限度枠は 14年度に引き上げられ、インドの み 200 億米ドル、その他は 190 億米ドルとなっている。

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(5) 他の MDB と同様、当行も業務を通じて収益を最大化することを目的としておらず、健全な財務基盤を維 持し開発業務を推進するために十分な利益を確保することを財務目標の一つとしている。当行は、設立協 定、政策ガイドラインにより、貸付、資本、資金調達、流動性などにつき厳格な運営基準を定めており、 これらの基準に基づく主要財務指標を引き続き満たしている。15 年度の準備金等の蓄積および開発業務 に充当される分配可能純利益は 6.9 億米ドルであった。

(担当)田村 喜彦・山本 さくら ■ 格付対象

発行体:国際復興開発銀行(T he International Bank for R ec onstruc tion and Development) 【据置】

対象 格付 見通し

長期発行体格付 AAA 安定的

対象 発行額 発行日 償還期日 利率 格付

ユーロ円逆二通貨債 200 億円 1996 年 6 月 19 日 2029 年 6 月 19 日 (注) AAA 第 1 回米ドル/ 円債券 100 億円 1999 年 11 月 18 日 2015 年 11 月 18 日 3. 00% AAA 第 2 回米ドル/ 円債券 45 億円 1999 年 11 月 18 日 2019 年 11 月 18 日 3. 40% AAA

(注) 豪ドル 6.40%、米ドル 6. 10%、ユーロ 6.00%のうち発行体に選択権あり。

格付提供方針に基づくその他開示事項

1. 信用格付を付与した年月日:2015 年 10 月 30 日

2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:藤本 幸一

主任格付アナリスト:田村 喜彦

3. 評価の前提・等級基準:

評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類

と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。

4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:

本 件 信 用 格 付の 付 与 にか か る方 法 の 概 要 は、 J C R の ホ ー ムペ ー ジ ( http:/ / www. jcr. co. jp) の 「 格 付 方針 等 」 に 、

「国際開発金融機関の信用格付方法」(2013 年 3 月 29 日)として掲載している。

5. 格付関係者:

(発行体・債務者等) 国際復興開発銀行(T he International Bank for Reconstruction and Development)

6. 本件信用格付の前提・意義・限界:

本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。

本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性

の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので

はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外

の事項は含まれない。

本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま

た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入

手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。

7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:

・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表

・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明

8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:

J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、

独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、

当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。

9. J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし

■留意事項

本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また

はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、

的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また

は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、

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のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ

って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも

のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として

発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ

を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。

■NR S R O 登録状況

J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating O rganization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラ

スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則

17g-7(a)項に基づく開示の対象となる場合、当該開示はJ C Rのホームページの“ Rating Information” (http: / / www. jcr. co. jp/ english/ top_cont/ rat_info01. php) に掲載されるニュースリリースに添付しています。

■本件に関するお問い合わせ先

参照

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